皆様、こんばんは。
この記事では、漫画家・真造圭伍さんによる話題作「ひらやすみ」について、あらすじやら感想やらを好き勝手にごちゃごちゃと書いております。
『ひらやすみ』は、フリーターの生田ヒロトが、おばあちゃんから譲り受けた平屋で、上京してきた従姉妹のなつみと二人暮らしを始め、周囲の人々と織りなす日常を描いた物語です。
温かく、どこか切ない、癒しの日常系漫画として人気を博しています。
2025年秋にはNHK夜ドラ にてドラマも放送予定。
たぶんこれ読んだら、たくさんの人が「人生で一度はこんな生活がしたい!」って思うんじゃないでしょうか。
どこかなつかしさも感じるし、こんなのんびりするのも素敵だなって思わせてくれます。
日々の生活にちょっと疲れてる人ほどグッとくるでしょう。
「ひらやすみ」はこんな人におすすめ
- なんか休みたいなって思ってて、日常の癒しを求めてる人
- 人生に行き詰まりを感じて悶々としてる迷える人
- 心あたたまるヒューマンドラマの漫画が読みたい人
それでは、さっそく「ひらやすみ」をご紹介していきましょう。

あらすじ
心救われる、もらった平屋モラトリアム。
生田ヒロト、29歳、フリーター。定職なし、恋人なし、普通ならあるはずの?将来の不安も一切ない、お気楽な自由人です。そんな彼は、人柄のよさだけで、仲良くなった近所のおばあちゃん・和田はなえさんから、タダで一戸建ての平屋を譲り受けることに。そして、山形から上京してきた18歳の従姉妹・なつみちゃんと2人暮らしを始めました。しかし、彼の周りには生きづらい“悩み”を抱えた人々が集まってきて…
連載前から雑誌「BRUTUS」でも紹介されるなど、各メディアも大注目の真造圭伍最新作。
先が見えず鬱屈した“今”だからこそ、あなたの心をスッと癒してくれる物語です。引用元:コミックシーモア
主な登場キャラクター
- 生田ヒロト: 29歳のフリーター。平屋の持ち主で、なつみと二人暮らしをしている。
- 小林なつみ: ヒロトの従姉妹で、18歳。美大生で、ヒロトと共に平屋で暮らす。
- 和田はなえ: ヒロトに平屋を譲ってくれたおばあちゃん。
- 野口ヒデキ: ヒロトの親友で結婚している。
- 立花よもぎ: 近所の不動産屋で働く女性。
「ひらやすみ」はどんな作品?
漫画「ひらやすみ」は、真造圭伍先生による心温まる日常系ヒューマンドラマです。
2021年から「週刊ビッグコミックスピリッツ」(小学館)で連載されており、「マンガ大賞2022」で第3位に選出されるなど、各方面から高い評価を受けています。
2025年には実写ドラマ化とアニメ化が同時に発表されました。
感想(ちょっとネタバレあり)
(少しネタバレが含まれます。未読の方はご注意ください。)
29歳でフリーター。でも何故かあこがれる自由人「生田ヒロト」
ヒロトは割とおっとりしていて、ちょっとしたことにも幸せを感じれれる自由人。
29歳のフリーターって世間からかなり厳しい目でみられそうですよね。
でも、定職もないことに特に不安も感じず、ひょうひょうと生活してる。
毎日死んだ魚の目をして働く僕の人生の意味って何だろう?とか考えさせられる。
料理ができて魚もさばけるし、いろいろ器用で生きていくスキルが高め。
人と自分を比べず、人の懐に自然にはいっていける。そんなところが魅力なキャラだなと思います。
何だろう、めっちゃあこがれますね。
40過ぎたおっさんなんですが…
そして、従妹のなっちゃんは、ちょっとコミュ障でヒロトには強い内弁慶タイプ。東京の大学になじめず苦悩する姿なんかは、共感できる人が多い気がします。
とういか、めっちゃ自分に似てるなって思いました。内弁慶なとこ。
リアルで繊細な人間描写
物語は、ヒロトとなつみの平屋での生活を中心に描かれていきます。
登場人物たちは、誰もがどこか生きづらさや悩みを抱えていて、それぞれが抱える悩みや葛藤を、ヒロトの穏やかでマイペースな人柄が優しく包み込みこんでいく感じで物語が進んでいきます。
全体を通して派手な展開はありませんが、なんかめっちゃ安心する!って気持ちにさせてくれますね。
平家という着眼点もいいですね。
普通の一軒家とはちがった、サザエさん的なつかしさを感じます。物語の舞台の街並みも美しくて、どこかノスタルジックを感じます。
ここから生まれる人間ドラマに、忙しさの中で忘れている何かを思い出させられる気がしますね。
アクセルふみすぎてる人に、ちょっとブレーキをかけてくれるようなそんな優しい作品です。
著者・真造圭伍の他のおすすめ作品は何?
著者の真造圭伍さんの作品の中で、「休日ジャンクション」という短編集がおススメです。
独特のゆるーい空気感と、読み手の心に何かメッセージを送ってくれるような素敵な物語がつまってます。
全7編が収録された短編集です。
まとめ
都会の喧騒を離れ、競争社会のない、優しい世界で暮らす生田ヒロト。
一見、何もないような彼の日常には、僕たちの心にそっと寄り添う、温かく、そしてちょっぴり切ない何かが詰まってる気がします。
人との繋がりが丁寧に描かれた本作は、忙しい現代に生きる僕たちに、「本当の「豊かさ」って何さ?と問いかけてくれるんじゃないでしょうか。
あなたも「ひらやすみ」の世界に触れて、きっと忘れかけていた何かを思い出してみてはどうでしょうか?

最後まで読んでいただいてありがとうございます。
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