なろう系「雑用付与術師が自分の最強に気付くまで」1巻のあらすじと感想。読んでみたら最高に面白い追放系の漫画だった。

古びた地図とコンパス

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この記事では「雑用付与術師が自分の最強に気付くまで」1巻のあらすじとレビューを紹介しています。
*少しネタバレが含まれていますので、未読の方はご注意ください。


「雑用付与術師が自分の最強に気付くまで」はアラカワシンさんによる作品で、「小説家になろう」で連載中の小説が原作の人気漫画です。

所属パーティーを無慈悲にクビになった付与術師のヴィム=シュトラウスが、もっとすごいパーティーに勧誘されて、自分の本当の実力に気づいていくという痛快なファンタジー。


単行本は7巻まで発売中されていて、巻を追うごとにヴィムの規格外の強さの秘密が明らかになっていくのが面白いですね。

それではさっそくあらすじと感想をご紹介していきます。

この漫画がおすすめな人。

  • バトルファンタジーが好きな方
  • 追放系が好きな方
  • 主人公が最強系がOKな方

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目次

「雑用付与術師が自分の最強に気付くまで」のあらすじ

戸倉 儚 先生による小説が原作

著者:アラカワシン
原作小説の著者:戸倉儚
漫画版は漫画配信アプリ「マンガがうがう」で連載中。

1巻のあらすじ

物語の舞台は、迷宮の開拓に挑む冒険者たちが集う迷宮都市フィールブロン

付与術師のヴィムと彼の所属するパーティー「竜の翼」は、階層主相手にピンチに陥る。

仲間の危機を救うためヴィムはひとりで階層主を倒してしまう。

手柄を独り占めしたとして、ヴィムはリーダーのクロノスから解雇されてしまうことに。

意気消沈するヴィムだが、幼馴染のハイデマリーから最大大手のパーティー「ナキリベラ」への勧誘を受ける。

果たしてヴィムは、ナキリベラに受け入れられるのか‥

主要な登場人物一覧

ヴィム=シュトラウス ‥‥ 主人公の付与術師。卑屈な一面があるが、ものすごい努力家。

ハイデマリー ‥‥ ヴィムの幼馴染。74代目の賢者で「夜蜻蛉(ナキリベラ)」に所属。

カミラ‥‥最大大手のパーティー「夜蜻蛉」 の団長。ヴィムの力に強い興味を持つ。

アーベル‥‥ 「夜蜻蛉」の団員。ヴィムのことを尊敬している。

クロノス‥‥ ヴィムが所属していた「竜の翼」のリーダー。傲慢な性格。

「雑用付与術師が自分の最強に気付くまで」の感想

*少しネタバレが含まれています。未読の方はご注意ください。

付与術師

対象に付与術をかけることで対象の能力を変化させる。

冒険者の基本職の内のひとつ。

「雑用付与術師が自分の最強に気付くまで」第1巻より引用

追放されたヴィムが有能すぎた

本作はパーティーを追放されたけど、実は主人公が有能だったというよくあるテンプレではあります。

サポート職のヴィムが最強の戦闘キャラとういう設定が面白いですし、ヴィムの控えめなキャラと強さのギャップがイイですね。

ヴィムはちょっと卑屈だし、自己評価が低い。
笑い方がちょっとコワいので最初は苦手な人もいるかも。
この不器用さがなんか自分を見てるみたい…

だけど、謙虚で優しい、術の知識量がハンパない。
おまけにめちゃくちゃ仲間想いで、だんだん好きになる好青年でした。

序盤は雑用とか都合のいいように扱われて不憫なキャラでしたが、「夜蜻蛉(ナキリベラ)」と行動を共にしてからの快進撃はスゴイ。

仲間や敵にバフやデバフをかけてたキャラが、自分で戦っても強い。
周りの有能な団員たちの驚きのリアクションもナイスです。

こういう展開もなかなか面白いですね。
読んでてスカッとします。

目立たないようにひっそり生きてきた子が、自分の強さを自覚していく過程はやっぱりワクワクしませんか?

ヴィムが一人でボスを倒した時の力の正体も気になります。

ヴィムが抜けたあとの竜の翼(元のパーティー)がどうなっていくんだろう?
リーダーも性格悪そうだし、メンバーのクズっぷりもちょうどイイ感じ。

彼らの今後にも注目ですね。

マニアックすぎるヴィムの付与術

ヴィム自身の戦闘も迫力満点ですが、ヴィムの付与術のスゴさもこの作品の魅力だと思います。

ヴィムの付与術には特殊な効果があって、みんながこぞって術をかけられたがるんです。

単に攻撃力や魔力が倍増するだけじゃない。
もうマニアックな領域。
努力と研鑽を重ねてきた少年の最高傑作です。

この辺は本編を見てもらいたいですね。

不遇な評価を受けてきたヴィムが、ナキリベラで評価されるシーンはニヤッとしますね。

少年の努力が報われる瞬間が最高に気持ちいいです。

竜の翼のメンバーが、ヴィムの術の凄さに気づく日も近いでしょう。

最高の追放系

無能の烙印を押されて、パーティーを解雇された主人公が実は無双キャラだった‥

なろうの追放系にはよくあるテンプレのようですが、テンポが良いのでサクサク読めました。

サブキャラだったのにスターダムに駆け上がるヴィムの活躍が面白い。

途方もない努力をした少年の苦労がしっかりと報われるいい作品です。

似たような作品で「Sランクパーティから解雇された【呪具師】~」なんかが好きな人にも、きっとハマると思いますよ。


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雑用付与術師が自分の最強に気付くまで」はどこで連載している?

雑用付与術師が自分の最強に気付くまで」の漫画版は、現在まんが配信アプリ「マンガがうがう」で連載中です。

マンガがうがう」は双葉社が配信している漫画アプリで、特に異世界転生悪役令嬢といったジャンルの作品が豊富です。「小説家になろう」発の人気作のコミカライズも多数掲載されており、個性豊かなキャラクターや面白いストーリーが魅力の漫画がたくさん読めます。

アプリストアや公式サイトからアプリをダウンロードして、スマホで漫画を楽しむこともできます。

・「マンガがうがう」の公式サイトはコチラ

他にもこんな追放系の漫画もありますよ

雑用付与術師が自分の最強に気付くまで」以外にも、追放系の漫画で「貸した魔力は【リボ払い】で強制徴収~用済みとパーティー追放された俺は、可愛いサポート妖精と一緒に取り立てた魔力を運用して最強を目指す。」が面白かったです。

魔力を人に【貸与】できるユニークスキルをもったレントが、献身的につくした仲間にむごたらしく追放されたので、今まで貸与した魔力を強制的に回収していくお話です。

興味があるかたは試し読みしてみて下さい。

まとめ

自己評価の低さから、サポート役から雑用までこなしていたヴィム。

新しく加入した「夜蜻蛉」で実力が認められ、団員たちからモテモテのヴィムを見ていると、なんだか報われた気持になれます。

ヴィムの本当の実力に世界が気づくのもはもうすぐかな……。

ヴィムを切り捨てた「竜の翼」のあんちくしょーどものその後も気になるところ。

ちょいちょい登場するんですよね。

幼馴染のハイデマリーは、ヴィムにとって救いの神のような存在ですが、ヴィムにやさしくする動機がヤバいです。

もちろん、ヴィムの実力を認めているのですが……。

ちょっと歪んでる気がするけど、こんなヒロインもアリだなと思います。

キャラ設定がとがってて好きですね。

このあたりは、ぜひ第1巻を見ていただきたいですね。



最後まで読んでいただいて、ありがとうございます。 

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